返還請求によくある誤解

過払い金の返還請求に際して、多くの方が誤解されていることがあります。

 

正確な認識で臨まないと、不当な条件での和解をしてしまい、のちに大きな問題となる恐れもあります。

払い過ぎた利息=過払い金 は間違い!

過払い金が発生する原因は、本来利息制限法の上限金利で貸付をしなければいけないところ、実際には多くの消費者金融が出資法の上限金利で貸付を行っていたためです。

 

では、過払い金とはこの2つの上限金利の差(グレーゾーン金利)なのでしょうか。

 

実は正確にいうと、少し違います。

 

法定金利を超えた、違法な利息の支払いが累積していったものが過払い金であり、支払いする(もしくは返還される)金額は、その時点の貸付残高との差額で決まるという認識が広くなされていますが、この計算は実は正しくないのです。

正しい認識とは

毎月返済する額のうち、利息制限法で定められた利率を超える部分(超過利息)は、支払いの度に元本を減らすために充当されていきます。

 

本当ならばその月の内に渡す必要のないお金を先払いしているようなものですから、当然ですね。

 

法で定められた本来の残債が減っていって、過去のある時点で元本が完済されたのに、違法金利のためにまだ残債があると勘違いさせられてそれ以降も支払ったお金が過払い金となり、その返還を求める事が出来る、これが過払い金の正確な認識です。

 

これは、一見大した違いでないようにも思えるかもしれませんが、実際の返還請求を行う際の計算では大きな違いが生まれます。

 

法律上正当であると認められた分の債務を完済した後も、存在しないはずの借金に違法な金利がかかっていてそれを支払っているのですから。

 

単純な差し引きでの計算より、実際にははるかに大きな額が過払い金となっているケースがとても多いのです。

 

返還額を低く抑えたい貸金業者や、スムーズな和解で実績を増やしたい一部の法律・法務事務所では、単純な差し引きでの「過払い金」を提示することがあります。

 

決して鵜呑みにせず、どのような計算で出された額なのか、納得できるまで説明してもらうことが大切です。

 

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